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身を守る手段の一つとしての「学び」に注目しよう

みなさんは現在なんらかの「学習」をしていますか?
専門分野に進んだ人はそれを仕事とする以上生涯学習は必要不可欠であるため学習を続けていると思いますが、それ以外の人はどうでしょうか?
多くの人は学生から社会人になると、仕事上の最低限の知識の会得を除き自発的な学習をいつのまにか止めてしまっているようです。これは「出る釘は打たれる」という言葉が示すように、目立たないようにすることが美徳とされている日本の国民性や文化が現代においても影響しているのかもしれませんが、とにかく保守的な思考に支配されていく傾向があります。
 
 
何もしなくても不安を感じなくて済む時代であれば、それでも問題はなかったでしょう。
しかし、現代の世界は急速に変化しており、これまで通用していた方法が今後も通用するとは限りません。皆で同じ方向を向いて行動することが正解ではなくなってきているのです。
時代が大きく変わってきているのに思考回路が依然のままでは、大きな波がきた時それに翻弄されるばかりで回避も脱出もままならないでしょう。そこにきて『情弱』という状態がさらに事態を悪化させる可能性もあります。
 
『情弱(情報弱者)』とは以下のような状態を指します。
 
▽情報アクセス手段が限られていたり、情報を探し出す能力が低いため、必要な情報にたどり着けない
▽専門知識や読解力、言語能力の不足により取得した情報を正しく理解できない
▽批判的思考力が低いことなどから情報の信憑性や価値を判断できず、誤った情報に基づいて行動してしまう
▽情報活用力や問題解決能力の不足により取得・理解した情報を適切に活用できない
 
情弱になると、自分の意思決定や行動に悪影響を及ぼすことがあります。また、情報弱者は情報格差によって社会的な不利益を被ることもあります。情報を効果的に検索、評価、利用、伝達する能力(これを「情報リテラシー」と呼びます)は、現代社会においては非常に重要なスキルとされているのです。
 
 
SNSを駆使したり情報系機器を使いこなしたりする人は一般化してきていますが、それもただ知識やテクニックがあるだけでなく、自分の人生をより良くするための本当の意味での武器として使いこなせるかがポイントとなってきます。
 
 
そこで大事になってくるのが、費やす時間の価値です。
情報のアウトプットとインプットに費やす時間の価値は、その行為がどれだけ自分にとって意義深いかによって変わります。またアウトプットとインプットのバランスは学びの質にも影響するため、その使い方に目的意識を持って取り組むことが重要です。
例えば、YouTubeなどの動画コンテンツも、ただ楽しみのために視聴するだけでなく、自分に必要な知識や情報を得るために使えるツールとして捉えることで、より有意義な時間に変えることができます。適切な情報選別と学習方法を身につけることで、自分の成長やスキルアップにつなげることもできます。
時間の価値は自分がどれだけ意識的に活用するかによって決まるのです。
 
 
「自分の時間」を何に使いたいか?と問われた時、趣味や旅行はもちろん休息に充てたいと思う人もいらっしゃるでしょう。確かにどれも自分の生活の充実度に影響する大切な要素であり、価値ある時間を過ごすことが重要なので、一概に「学習」だけがすべきこととは言えません。しかし、副業を国が奨励するということは日本経済の成長性は見込めなくなってきたともとれる今、本業以外のことに学びの時間を割くことに誰も非難することはできないでしょうし、むしろ自分の将来に大きく影響するのは「自分の時間で何が出来るか」になっているともいえるのではないでしょうか。ですから今こそいろいろなことを学ぶチャンスですし、そうしないと本当の情弱になってしまいます。
 
 
時代の変化に対応できるよう、自分で考え、自分なりの正解を模索することが大切です。生涯学習を心がけることで、自分のスキルや知識を磨くことができます。そうして持つことができる選択肢は自分の人生をより豊かにすることにつながります。選択肢があることで、将来的に自分の価値観やライフスタイルに合った働き方や生き方を選ぶことができます。そのため、生涯学習を通して、柔軟な思考を持ち続けることが重要だと言えるでしょう。

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