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思いやりの心をもって~春の全国交通安全運動~

例年4月に実施されていますが、今年は4月に「統一地方選挙」があったため5月実施となっている『春の全国交通安全運動』が来週より行われます。
 
[実施期間]
5月11日㈭~5月20日㈯の10日間  5月20日は交通事故死ゼロを目指す日
 
[2023年重点項目]
◎こどもを始めとする歩行者の安全の確保
◎横断歩行者事故等の防止と安全運転意識の向上
◎自転車のヘルメット着用と交通ルール遵守の徹底
 
 
昨年は、前年と比べると少し減少しているとはいえ、この春の全国交通安全運動の期間中にも全国で人身事故は約8,000件、負傷者数は約9,500人にのぼっており、死者数においては前年を少し上回ってしまったという結果となっています。
 
 
まだ新年度が始まり日の浅いこの時期、特に気をつけたいのが「新入学児童」です。小学校1年生の交通事故による死者・重傷者は6年生の約3.7倍(死者数のみでは約7倍)というデータがでていて、それらの約4割は「飛び出し」によるものなのだそうです。その1年生の事故の第一次ピークがこの5月中旬~下旬にやってきます。その後も夏休み前の7月までそういった傾向の目立つ時期が続きます。
子供の目線(約100㎝)と歩行速度(大人の半分)で危険予測することが大切です。低学年は下校時刻も早いので、午後比較的早い時間から特に意識して運転をしましょう。
 
 
自転車の死傷事故においては16歳がもっとも多くなっています。つまり自転車通学の増える高校1年生が事故に遭いやすいということです。高校生に限ったことではありませんが、ヘルメットの未着用、ながらスマホ、イヤホンやヘッドホンをした状態での運転なども多く見かけます。また、大学生や社会人も春は車やバイクの免許取りたてでまだ不慣れという人も多いでしょう。
 
 
そこで『〇〇かもしれない』運転を心がけましょう。
 
・子どもが飛び出してくるかもしれない
・右折するタイミングをうかがっているが、思ったよりも直進車のスピードが速いかもしれない
・見通しの悪い場所(カーブなど)で対向車が来るかもしれない
・左折する前の車が途中で停まるかもしれない
・前の車が突然急ブレーキをかけるかもしれない
・歩行者が突然現れるかもしれない
・取り締まりのためお巡りさんや白バイが隠れているかもしれない   など
 
危険を予測し、あらかじめスピードを落として進んだり、よく確認したり一度停止したり、充分に車間距離をとるなどすることで多くのことが防げるはずです。それが歩行者や自転車・他の車両に対する思いやりにもなり、自分の身を守ることにも繋がります。
 
 
ちなみに5月1日時点での交通事故死者数ワースト10の都道府県は・・・
➀大阪 ➁愛知 ➂千葉 ➃東京 ➄福岡 ➅神奈川 ➆兵庫 ➇茨城 ➈埼玉 ➉北海道
となっています。あなたの住む・働く県は入っていませんか?
 
 
春の全国交通安全運動後も5月30日㈫に『全国一斉の交通取り締まり』が予定されています。自転車の交通違反の重点取り締まり他、一時不停止や信号無視・通行区分等の取り締まりも強化されるとのことです。都道府県ごとの一斉取り締まりや全国一斉の飲酒検問は行われてきましたが、複数の違反の取り締まりを全国一斉で強化するというのはとても珍しいことです。
じつは今年4月末までの全国累計死者数が前年同期を大きく上回る数字となっており、8年ぶりとなる増加に危機感をもってというのが異例な取り締まり実施の理由の一つなのかもしれませんね。
 
 
GWもまだ数日ありますし、五月病といわれるように疲れや精神的ストレスなどからいつも以上に注意散漫となっている人も出やすくなる時期です。加害者はもちろん被害者となってしまうこともないよう、集中力を継続できる健康状態と安全運転に留意していきましょう。

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