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車の残価設定ローンとサブスク

機能や性能の充実によって、車の価格はじつは約15年前と比べて1.2倍~1.4倍にもなっています。
安全性の向上は嬉しい限りですが、各世帯の平均所得は1990年代後半よりも低いと言われている現在、車の購入による家計への負担はとても大きいものがあります。
そこで注目を集めているのが「残価設定ローン」と「車のサブスク」です。
 
 
残価設定ローンとは・・・
契約時に数年後の残存価値(数年後の売却額)を設定してその残価を除いた金額を分割返済するローンのことです。すでに経験したことのある方も多いのではないでしょうか?残価設定により期間満了までは月々の返済額を通常のローンより安く抑えられるというメリットがあります。さらに返済期間満了時に『車を返却する』『残価を支払い車を買い取る』『残価分について改めてローンを組んで返済を続ける』と選択できるタイプが多いのも特徴です。つまりこのローンは、車は支払いをすれば最終的に自分の所有にもすることができ、車を返却した場合は一定期間はお金を払って車両を使っていることになるので、サブスクなどのカーリースにも似た一面があることがわかります。
 
 
残価設定ローンは、「長期的な車の使用を希望していてかつ定期的な車の入れ替えを希望する人」や「予算に制約がある、また他の経費に余裕を持ちたいといった理由などで月々の返済額を抑えたい人」「車の所有と柔軟な選択肢を両立させたい人、自動車の購入を柔軟にコントロールしたい人」に合っているサービスと言えます。
 
 
 
車のサブスクリプションとは・・・
こちらは定額制のカーリースです。あくまで車を貸与するという形であるので、車は希望しても最終的に所有できないタイプが多いのが特徴です。使用後の車は所有する会社によって中古車市場へ流通させたり、さらに低料金のリース車両として使われたりするのが一般的です。定額制のスマートフォンなどの普及から特に若年層において車についても「毎月のコスト」でイメージする人が増えたこともあり、そういった世代に向けて設定されることが多いです。
 
 
車のサブスクは、通常の車の購入や他のリースよりも柔軟性が高いのも特徴の一つです。一定の期間ごとに車を入れ替えたり自身のニーズや好みに合わせて車種や仕様を変更することができるので「車の使用状況やライフスタイルに応じて車を選びたい人・最新のテクノロジーや安全性能を備えているなどの最新の車に常に乗りたい人」や、利用することに焦点があるので「所有よりも利用に重点を置き、車の維持費や車両の価値減少に伴うリスクを気にせず、必要な期間だけ車を使用したい人」、毎月一定の料金を支払うことで車を利用でき車の購入に比べて初期費用や車両価格の負担が軽減され予算管理がしやすいので「毎月の予算管理を重視する人」など変化に敏感な人にとって魅力的なサービスになります。
 
 
 
似ている点もある二つのサービスですが、決定的に違う点もあります。それは税金と自賠責保険料の取扱いです。
残価設定ローンは販売が前提であるため、税金や自賠責保険料は別途支払わなければなりません。一方サブスクは返却が基本となるのでメンテナンス費用も含めすべてリース料に入っている形になります。(中には任意保険料まで入っているものもある)毎月の出費が変動しにくいという理由はここにもあったということですね。
 
 
 
こういった関係性からも、残価設定ローンは新しい車の使い方を提案したものであり、その考えをさらに進め発展させたのが車のサブスクと言えるでしょう。
いまやモノを持たない時代と言われている流れもあり、サブスクは様々な分野で展開されています。最近では家電までサブスクで利用可能となっていて、気軽にお試しができるなどメーカーと消費者の両方にメリットのある仕組みも構築されています。
そういった新しいサービスを上手く利用していろいろな事をより効率的で自分のスタイルにあったものにしていけると良いですね。

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