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真夏の洗車と車のエアコン調整について

早くも立秋、まだまだ暑い日は続きますが暦の上ではすでに秋に入りました。日々のニュースのトップは、連日の猛暑と時々発生するゲリラ豪雨や線状降水帯による災害、そして今は台風の襲来に注意を呼び掛けたり状況を伝えるものばかりです。今や5類の扱いとなり日々の感染者数を気にすることもなくなった新型コロナウイルスの感染は制限の緩和とともに再び増えており、今季も心配や不安の絶えない状況となっています。
引き続き様々なことに気をつけ、何事もないように過ごしたいものですね。
 
 
 
さて今回は車に関するマメ知識ということで、この暑い時期の洗車とエアコンの使い方で気をつけたいことをお話したいと思います。
 
 
《夏の時期の洗車の注意点》
 
 
車を自分で手洗いする人も多くいらっしゃると思います。冬の寒い時期はもちろん、真夏も大変な作業ですよね。特に夏場は暑さとの戦いになりますが、じつは人だけでなく車にとっても真夏のしかも炎天下での洗車は良いことがありません。
そのような状況で行う洗車では、ホースの水をかけているうちに水滴が外気の暑さと車のボディの暑さで蒸発・乾燥し、リング状の白いウォータースポットやイオンデポジットと呼ばれる焼け付き・シミを発生させます。紫外線によるレンズ効果で塗装の内部にまで浸透してしまう可能性もあり、ちょっと磨いたくらいでは落とせず、プロに任せたほうが良い状態になってしまいます。
 
 
つまり真夏の洗車は、直射日光があたらず、外気の気温上昇が抑えられ、ボディも熱くならない屋内で行うのがベストといえますが、屋内や屋根付き駐車場を持っている人はかなり少数でしょう。
屋外のとめてある車を洗車する時は、洗車する時間帯や天気などを考慮する必要があります。早朝や夕方~夜にかけての直射日光の当たらない時間や曇りの日を選んで行うようにしましょう。それでも気温が高かったり、ボディが熱かったりすることもあるので、ボディに水をかけたら速やかに水気を拭き上げるようにして下さい。
 
 
しかし「どうしても今洗いたい!」ということもありますよね。
そういう場合はガソリンスタンドなどの洗車機を使いましょう。洗う行程のあとブロー行程(水気を吹き飛ばす最後の行程)のある洗車機を使って洗えば、洗車後のボディに付着している水気は最小限のはずなので、あとはその残りの水気を速やかに拭き取ればウォータースポット被害を概ね防ぐことができます。
 
 
洗車以外でも屋外駐車でウォータースポットが気になる方は、ボディコーティングにおいて、水滴がコロコロになる撥水系ではなく、雨などがベターっとした水膜になってボディになじみ水気が自然に排出される親水系のものを施しておくとセルフクリーニング効果も高く、被害は最小限に抑えられるそうです。特に濃色のボディカラーの車に乗っている方にはオススメです。
 
 
ボディが熱々のうちに行う洗車は少しの汚れどころではなく深刻な被害を車にもたらします。
たとえ海辺を走ったり海辺の駐車場に1日とめるなどして錆び対策やキズ対策のためにいち早く車を洗いたいという時も焦ってはいけません。気温や熱が落ち着いたタイミングを待ち、洗車に適した環境下で洗いましょう!
 
 
 
《オートエアコンの効果的な使い方》
 
 
この時期車のエアコンは必須です。昔はエアコンのついていない車もあって窓を全開にして走っているのを見かけたものですが、今では気候のせいもあってエアコンがない車など考えられません。
最近では軽自動車でもオートエアコンが当たり前になってきていて、温度設定だけしておけば風量や吹き出し位置については自動で調整してくれます。
しかし、一見万能なオートエアコンにもより効果的に使うためにはいくつか注意点があります。
 
 
〇温度設定
オートとはいえ基本となる温度設定は乗っている人が行います。つまりこの部分に関してはマニュアルです。最適な温度がキープされているのなら良いのですが、エアコンをかけていても暑かったり寒かったりするのなら温度設定をこまめに調整したほうが良いでしょう。例えば、車に乗った時は暑くて設定温度を下げましたが、そのままのしていたために車内がキンキンに冷えて寒いなんてことはよくある話です。効きすぎはエアコンへの負担も大きいですし、燃費にも影響するので設定温度をちゃんと上げ下げすることは大切です。
 
 
〇内部循環と外気導入
一般的なオートエアコンには内部循環と外気導入を自動で切り替える機能はついていません。(高額車にはついているものがある)特殊なセンサーが必要ですし、排気ガスが進入してくる程度なら手動でよいということなのでしょう。
暑い日にエアコンを効率よく効かせるためには、この内部循環と外気導入の切り替えは重要です。冷えるまでは内部循環、冷えたら外気導入が基本です。酷暑で効きが悪い時はしばらく内部循環のままでも良いでしょう。内部循環は冷やした空気をもう一度取り込んでさらに冷やすので効率が良いです。
 
 
〇風量
それなりに冷えてきたのに風量が最大のままという経験はありませんか?
この状態のままではエアコンへの負担もありますし、ゴーゴーと音もうるさいです。運転席全面の計器盤のところについているセンサーで車内温度をモニターしているので、実感と設定にどうしても差がでてしまいます。手動で風量もこまめに調節したほうが無駄がありません。
 
 
 
このようにオートエアコンは完璧ではありません。暑い寒いを人間の体感にキッチリ合わせることは難しいのです。
一度車内が冷えてしまえばエアコンをかけている限りは車内温度が劇的に変化することはないので、冷えるまではオートで、冷えてきたらマニュアルという風に使い分けるのもオススメです。
おまかせではなく上手に使って、エアコンの効率も燃費もよくしていきましょう!

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