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油断禁物!~気の緩みが生む交通の危険~

早くも年度末となりました。交通安全運動が行われる4月は新年度ということもあって、交通安全に一層の注意を払うよう呼びかけがありますが、じつはすでに3月から子供や高齢者の動きは活発になっているため、特に油断による事故のないよう気をつけなければいけません。
新年の1月や新年度となる4月にそれぞれ今年の安全運転の目標を決め、日々の運転で意識しているという人もいらっしゃるかと思いますが、ここまでヒヤリ・ハットした経験はありませんでしたか?
 
例えば・・・・・
「業務が終わってホッとした帰り道、会社近くの見通しの悪い交差点で自転車とぶつかりそうになった」
「コンビニの駐車場でバックする際、うっかり後方確認が遅れて歩行者に当たりそうになった」
「雨でも水たまりができない高速道路を快適に走っていたら、橋にさしかかった所で急にスリップして事故になりかけた」
「夜間の点滅信号の交差点で、こちらが黄点滅だったのでそのまま通過しようとしたら赤点滅側の道路から一時停止しない車が来て急ブレーキで避けた」
 
こういった経験は間接的な原因として運転者の『油断』があります。
上記のような例でいえば、業務終わり荷物を積んでない状態の運転は解放感からの気の緩みが少なからずありますし、スピードがでていないバックではつい大丈夫だろうと確認が遅れてしまったりします。また、雨天でも走りやすい透過性の高い道路は良いのですが橋などへのつなぎ目まではそうはなっておらずすべりやすいことを失念しがちです。点滅信号を青信号の時と同じように通過しようとするのはとても危険な行動ですが夜間のとても少ない交通量ではまず来ないだろうと思い込んでしまいます。
ほんの少しの油断ですが、交通事故のほとんどは危険な運転よりもこうした油断から発生しているのだそうです。
 
 
このような『油断』からの事故を起こさないためには【人は油断しやすい】のだと自覚することが大事です。
〇順調で体調も問題ない時、むしろ調子が良い時こそ予定通り休憩をとる
〇家や会社付近の慣れた道に戻ってきた時は「こんな場所でのうっかり事故が多い」ことを思いだす
〇ヒヤリ・ハット体験した時は事故にならず良かったで済まさず、自分に油断する要因がなかったか思い起こし二度と同じ場面で油断しない意識を持つ
特にこの3点を心がけるのが良いでしょう。具体的には次のようなことを実践します。
 
・見通しのよい交差点でも、交差してる道路の車が止まらないことを予測する
・業務運転時には商談や配達などが終了した後の気の緩みに注意する
・慣れた道路では油断しやすいので、気を引き締めて運転するようにする
・小さな子供は行動の予測不能な所があるので、たとえ親と一緒でも飛出しなどの危険を予測する
・道路舗装が変わる場所では摩擦が変化することによる危険を予測する
・直進路で見通しのよい場合も歩行者の右から横断を予測する
・早朝や夜間で人が少ない時間帯でも歩行者がいるかも知れないと考える
・通学路では子供がいないように見えても飛出しなどを警戒する
 
この時期特有の気まぐれな天候も続いています。良い締めと始まりとできるよう十分気をつけて走りましょう。
 
 
年度末は管理・指導面においても反省と検討をすべき時期でもあります。特に最近は健康に起因する事故や酒気帯び運転が多発傾向にあることもあって『運転者に対する点呼の重要性』が指摘されており、点呼者の管理責任が問われている状況です。事故が起きれば「点呼で問題はなかったか」「どのように安全運転指導が行われていたか」が聞き取りされ報道されることになります。
点呼やアルコールチェックは毎日業務の前後に行わないといけないため、とても大事なことであることはわかっていてもつい手間に感じてしまい「これくらいなら大丈夫」とここも気の緩みが出やすい所だと思います。その気の緩みから常習的な形骸化へと繋がる可能性もあります。そういった気の緩みにいち早く気づくために、<点呼者以外の例えば管理職の抜き打ち参加>や<対面点呼におけるカメラを活用した記録><月1回安全会議を設けリモートやカメラの動画・画像をチェックしみんなで適切かを検証する><記録・書類は複数の目でチェックする>等が有効でしょう。そうやって現場に活を入れ、管理・指導の面からも油断のないようにしていきたいですね。
 
 
※3月は例年、車検場が大混雑となります。これはディーラーの年度末決算で新車販売台数のピークを迎えるためで、検査や登録に時間がかかるので、3月末の車検事務は避けたいところです。すぐに確認して必要な場合にはできるだけ早めに手配・実施するようにしましょう。

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